2022年9月の世界半導体市場は前年比3%減の470億ドルでついに前年割れ

2022年10月29日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2022年9月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2022年9月の世界半導体売上は、前年同月比約3%減、前月比約0.5%減の470億ドルだった。世界半導体売上の単月売上が前年同時期の実績を下回るのは32ヶ月ぶり。2年半以上に渡って続いていた半導体業界の成長はついにマイナス成長に転じた。世界の半導体市場は今年5月をピークに売上下降基調に入っており、年末にかけて更に売上の減少が加速しそうな様相となりつつある。
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2022年9月の世界半導体売上を地域別にみると、北米市場と欧州市場は対前年比2桁成長を維持しているが、最大市場の中国市場そしてアジア市場がともにマイナス成長。中国市場は8月よりも売上の縮小が加速している。
日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約5.9%増、前年比約37.1%増の約5,803億円。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのはこれで22か月連続。9月に入ってからの急激な円安の影響で大幅な売上増となっている。
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SIA

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2022.11.02 )