富士フイルムが複合機の開発でSynopsysの静的ソフト解析ツールCoverityを採用

2022年6月27日、Synopsysは富士フイルムビジネスイノベーションによるソフトウェアの静的解析ツール「Coverity」の採用事例を発表した。
発表によると富士フイルムはデジタル複合機に搭載されるコントローラおよびUIのソフトウェア開発で「Coverity」を採用。それまで使用していた静的コード解析ツールでは、UIモジュールに用いられているJavaScriptの解析ができず、ソースコードの不具合の誤検知/過検知も多いことからSynopsysの「Coverity」に乗り換えた。
富士フイルムは「Coverity」の導入により、以前は見逃されていた不具合の検出が可能となり、誤検知/過検知の数が以前の約10分の1にまで大幅に削減できたとしている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2022.07.13 )