エッジAIプロセッサのHailoとルネサスがADAS/自動運転の実現で協業

2022年6月27日、エッジAIプロセッサを手掛けるイスラエルのHailoは、ルネサスエレクトロニクスとの協業について発表した。
発表によると両社はニューラルネットワーク・アクセラレーション専用に設計された「Hailo-8」プロセッサと、ルネサスの車載向けSoC「R-Car V3H」および「R-Car V4H」を組み合わせて、セントラルECUとゾーンECUに対応するADAS/自動運転ソリューションを実現する計画。これらソリューションはレベル2+からレベル4のADAS/ADデザインに対応する柔軟性とコスト効率を実現し、60TOPSから170TOPSを超える業界最高性能のソリューションになるという。
ルネサスは自社内でもニューラルネットワークのアクセラレーション回路を開発しているが、サードパーティと連携してAI処理を自社のソリューションに取り込む動きも見せており、例えばルネサスUSAでは英BrainChipなどとも協業を進めている。
一方のHailoもワールドワイドで半導体ベンダとの協業を進めており、国内ではソシオネクストとも協業している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2022.07.12 )