IPベンダM31はCadenceのクラウド・ソリューションを活用して製品出荷を5倍加速

2022年3月30日、Cadenceは台湾のIPベンダM31による自社クラウドソリューションの成功事例を発表した。
M31は高速インタフェースIP、メモリコンパイラー、標準的なセルライブラリなどを提供するIPベンダ。今回同社はライブラリのキャラクタライズにあたり、Cadenceの「Liberate Trio Characteristics Suite」に加え「Cadence CloudBurst」を採用。クラウド上で10,000個のCPUコアを用いてセルライブラリの特性評価を行い、市場投入までの時間を全体で5分の1程度に短縮した。
「Cadence CloudBurst」はクラウド環境上のEDAツールを管理するプラットフォームで、今回M31が同プラットフォームを導入したのは自社のオンプレミスのインフラ以外に追加のマシンリソースを必要としたため。M31は「Cadence CloudBurst」を利用することでクラウド上の「Liberate Trio Characteristics Suite」に簡単にアクセスでき、時間と費用を節約できたとしている。
M31

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2022.04.14 )