2021年世界半導体市場における日本企業のシェアは僅か6%、中国は4%

2022年4月5日、IC Insightsの記事:
IC Insightsの調べによると2021年世界半導体市場の国別のシェアトップは米国で、米国に本社を置く企業が市場の54%を獲得した。市場セグメント別に見ると、IDMの売上の47%、ファブレスの売上の68%を米国企業が手中に収めた。
2位以下は以下の通りとなっている。 ※TSMCなどファウンドリ専業企業の売上はこれらデータに含まれていない
2位韓国、市場シェア22%、IDMの売上の33%、ファブレスの売上の1%
3位台湾、市場シェア9%、IDMの売上の3%、ファブレスの売上の21%
4位欧州、市場シェア6%、IDMの売上の9%、ファブレスの売上の1%
5位日本、市場シェア6%、IDMの売上の8%、ファブレスの売上の1%
6位中国、市場シェア4%、IDMの売上の1%、ファブレスの売上の9%
IC Insightsによると、台湾企業のファブレス企業の売上が伸びており、2020年に市場シェアで欧州企業を抜き3位となった。韓国と日本の企業はファブレスICセグメントでの存在感が非常に弱く、台湾と中国の企業はIDMセグメントのシェアが非常に低い。日本企業が市場シェア49%から6%に急降下したのに対し、日本を除くアジア企業のシェアは4%から34%に急増している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2022.04.12 )