AndesのRISC-V CPUを搭載したSoCの出荷数が2021年の1年間で30億を超える

2022年1月27日、DigiTimes ASIAの記事:
台湾のIPベンダAndes Technologyの会長兼CEO FrankwellLin氏によると、同社のプロセッサIPを採用したSoCチップの出荷台数は2021年に30億ユニットを超えた。2017〜2021年の平均成長率は50%に相当。同社のRISC-Vコアを搭載したSoCの出荷台数は、2017年は5億9千万台だった。その累計出荷台数は2021年末で100億台を超えたという。
これらSoCの適用分野は5G通信、AIアクセラレータ、BluetoothおよびWi-Fiデバイス、クラウドコンピューティング、ゲーム、IoTデバイス、ワイヤレスネットワーキング、自動車用電子機器、ハイエンドMCU、センサーフュージョンなど新しい技術ドメインに広く適用されているため、急速な成長の波が来ると予測しているという。
またAndesは2月上旬に初の車載用プロセッサIPをリリースし自動車分野に正式に進出する計画。
同社の2021年の売上は前年比40%以上増で過去最高の8億1900万台湾ドル(2946万米ドル)。
Andesは自社のRISC-V SoCの需要は2025年までに100%以上の平均成長率を達成し、それに伴う車載用アプリケーションの成長率は250%以上に達すると予測している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2022.01.28 )