2021年11月の世界半導体市場は前年比23.5%増の496.9億ドル、8ヶ月連続で過去最高売上を更新中
2022年1月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2021年1月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2021年11月の世界半導体売上は、前年同月比23.5%増、前月比約1.8%増の496億9000万ドルでまた単月の売上記録を更新した。史上最高の実績を残している2021年の半導体市場は4月から8ヶ月連続で単月売上記録を更新し続けている。単月売上が前年同時期の実績を上回るのはこれで22ヶ月連続で、2021年の売上は過去最高を記録した2018年を大きく上回るのが確実となった。
2021年11月の世界半導体売上を地域別にみると、日本を除く全ての地域で前年比20%を超えるプラス成長を記録。北米市場が好調を継続しており今月も成長率では市場トップの前年比28.7%だった。
日本市場の成長率は前年比19.5%増と最も低かったが、実績としては十分好調と言える売上を記録。売上を円ベースで換算すると前月比約2.6%増、前年比約30%増の約4,480億円となる。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのはこれで13か月連続。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2022.01.11
)