ImperasがRISC-Vベースのオープンソースコア「CORE-V」の無料ISSをリリース

2021年3月29日、バーチャル・プロトタイピング・ソリューションを手掛ける英Imperasは、RISC-Vベースのプロセッサ・コア「CORE-V」のISSをリリースしたことを発表した。
「CORE-V」は非営利組織「OpenHW Group」が開発および提供するRISC-Vベースのオープンソースコアで、開発中も含めてCORE-V Familyとして4種類のプロセッサ・コアが存在しており、その一部はSystem VerilogのRTLコードが公開されている。
今回ImperasがリリースしたISSは「riscvOVPsimCOREV」という名称でCORE-V Familyの4種類のコアをサポート。「riscvOVPsimCOREV」は、「CORE-V」リファレンス・モデルとして無料で提供される。ライセンスはImperas独自のフリーウェア・ライセンスで商用にも利用可能。シミュレーター・パッケージには、Apache 2.0ライセンスの下でライセンスされる完全なオープンソースモデルも含まれており、githubで公開されている。
Imperasは「OpenHW Group」の創設時からメンバーとしてオープンソースコアの普及活動に貢献している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2021.04.02 )