マシンラーニングを用いたDFMサインオフでCadenceとGlobalFoundriesが協業

2021年3月23日、CadenceとGlobalFoundriesは、DFMサインオフ検証環境の整備に関する両社の協業について発表した。
発表によると両社はGlobalFoundriesの12LP、12LP+プロセス向けにCadenceのDFMパターン解析ツール「Cadence® Litho Physical Analyzer」を最適化。
具体的には「Cadence® Litho Physical Analyzer」に搭載されるマシンラーニング機能向けに、GlobalFoundriesがマシンラーニング・モデルを開発し、それらを活用することでDFMホットスポットの検出効率を高めた。その結果、従来のパターンマッチングチェック機能と比較してホットスポットの検出効率を最大33%向上させることに成功。ツールの実行時間はプラス10%未満で抑えることができたという。
GlobalFoundriesは、同社が開発したマシンラーニング・モデルを搭載した「Cadence® Litho Physical Analyzer」を12LP、12LP+プロセスで認証。合わせて12LPプロセス・デザイン・キット(PDK)のアップデート版として、マシンラーニング機能をサポートするためのDFMキットをリリースしたとのこと。なお、2021年第2四半期には12LP+バージョンのDFMキットのリリースも予定しているということだ。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2021.03.26 )