Synopsysがパワー検証の新製品「ZeBu Empower」を発表
2012年2月24日、Synopsysが新製品「ZeBu Empower」を発表した。
「ZeBu Empower」は、Synopsysのエミュレーション・システム「ZeBu」にパワー検証機能を追加した新製品で、発表にあるAMDのコメントをそのまま引用すると、「プレシリコン環境で実際のワークロード全体の電力消費を効率的にプロファイリングできるソリューション」ということだ。
現実的なソフトウェア・ワークロードを使って、プレシリコンの段階で電力消費を分析できるというのが「ZeBu Empower」を利用する最大のモチベーションで、設計サイクルの早い段階で電力バグのリスクやSoC電力目標のリスクを大幅に削減できる。
なおSynopsysの説明によると「ZeBu Empower」は、パワー・クリティカルなブロックとタイム・ウィンドウをSynopsysの「PrimePower」にフィードすることも可能。これにより、RTLパワー分析とゲートレベルのパワーサインオフを加速できるという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2021.02.26
)