半導体専業ファウンドリは今後5年間成長を維持し続ける
2020年9月22日、IC Insightsのレポート:
IC Insightsによると、自社製品を作らないTSMCをはじめとする半導体製造の専業ファウンドリの今年の売上額は、前年比19%増と大きく成長。この躍進は2014年の前年比18%増を超えるもので、5Gスマートフォンへのアプリケーション・プロセッサやその他通信機器の需要が原動力となっているという。IC Insightsは、2020年に2億個の5Gスマートフォン・ハンドセットが出荷されると予測している。
なおIC Insightsは、2020年の総ファウンドリ売上の81.4%を半導体専業ファウンドリが占めると予測している。その割合は2014年の89.3%から減少しているが、これはIntelやSamsungといったIDMによるファウンドリ・サービスが伸びているためと思われる。
更にIC Insightsによると、この先2019年から2024年までの半導体専業ファウンドリの売上は、平均成長率9.8%で伸びていく見通し。その成長率は、2014年から2019年の6.0%を3.8ポイント上回っている。ちなみに、2019年から2024年までの半導体市場の平均成長率は7.3%と予測されている。(※予測値は全てIC Insightsによるもの)
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2020.09.25
)