2020年6月の世界半導体市場は前年比5.1%増の345.3億ドル、5ヶ月連続で前年比増

2020年8月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年6月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2020年6月の世界半導体売上は、前年同月比5.1%増、前月比0.3%減の345.3億ドルだった。単月売上が前年実績を上回るのはこれで5か月連続となる。半導体市場においてはこれまでのところ新型コロナウイルスによる悪影響は出ていないが、SIAのCEOは「マクロ経済の逆風が続いているため、今年の後半は大きな不確実性が残る。」とコメントしている。
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2020年6月の売上を地域別で見ると、5月に続いて6月も北米市場の売上の伸びが前年比29%増と際立っていた。一方で欧州市場は前年比17.1%減と大きく売上を落とした。日本市場の6月の売上は前年比2.2%減、前月比1.1%増の29億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約0.8%減、前年比約2.9%減の約3,119億円となる。
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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2020.08.05 )