ユーリカが高位合成ツール「C2R Gate」を発売、C/C++からRTLを合成
2020年7月3日、組込みシステム開発ソリューションを手がける株式会社ユーリカは、高位合成ツール「C2R Gate」の販売開始を発表した。
発表によると高位合成ツール「C2R Gate」は、ユーリカの提携先である一般財団法人新システムビジョン研究開発機構(NSV財団)のC2RTL技術をもとに開発されたClang/LLVMベースのツールで、CまたはC++で記述されたコードから制約条件に基づいたRTL(Verilog-HDL)、テストベンチ、そしてRTLと等価な検証用Cモデルを自動生成することが可能。プロセッサ、バス、I/O等のオプションのIPライブラリ「C2R Idea Notes」も用意されており、ユーリカはASIP(Application Specific Instruction-set Processor)の開発にも利用できるとしている。
※画像はユーリカ社発表資料からの抜粋
ユーリカは自動車向けの組込みソフト開発を主軸とする株式会社OTSLの関連会社であり、高位合成ツール「C2R Gate」はソフトウェア・エンジニアによるハードウェア設計の容易化を目的に開発したという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2020.07.07
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