独ProDesignが世界最大のFPGA Intel Stratix 10GX 10M搭載のFPGAベース・プロトタイピング・システムを発売

2019年11月18日、FPGAベースのプロトタイピング・システムを手掛ける独ProDesignは、新製品「proFPGA quad Stratix® 10 GX 10M system」の発売を発表した。
「proFPGA quad Stratix® 10 GX 10M system」は、先日発表されたばかりのIntelの14nm FPGA「Stratix® 10 GX 10M」を4個搭載するプロトタイピング・ボードで、最大240M ASICゲートのデザイン容量を誇る。これは同社既存の最上位製品の2倍にあたる容量で、同ボードを9枚接続することで最大20億ASICゲートの容量に拡張できる。I/O数は8,304で192個の高速シリアルトランシーバーを備え、単一FPGAの最大システム速度は最大500MHzを保証。システムのポイント・ツー・ポイント・パフォーマンスは、標準のI/Oを介して最大1.4Gbps、高速シリアルトランシーバーを介して最大17.4Gbpsを実現する。
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※画像はProDesign提供のデータ
ProDesignによると「proFPGA quad Stratix® 10 GX 10M system」は、前世代のproFPGA製品と完全に互換性があり、ほぼ全てのproFPGAマザーボード、FPGAモジュール、ドーターカード、およびアクセサリを組み合わせて使用することが可能。さらに、新しいIntel®Stratix®10 GX 10Mデバイスと既存のIntelStratix®10 GX 2800およびArria®10 FPGAを同じシステム上で組み合わせて使用することもできる。
新製品は、2019年11月から早期顧客に提供を開始。一般リリースは2020年1月を予定している。ProDesign社の製品は、日本国内ではプロトタイピング・ジャパンが代理店として販売している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.11.19 )