久しぶりに発表されたSynopsysの買収案件2つ、eSiliconとDINI Group

2019年11月11日、Synopsysは、ファブレス半導体ベンダeSiliconの資産買収を発表した。
Synopsysによると買収するのは、TCAM(Ternary Content Addressable Memory)、マルチポート・メモリー・コンパイラなど組み込みメモリ関連のIP資産と、高帯域幅メモリー・インターフェイスなどのインタフェースIP資産。合わせてR&DのエンジニアもSynopsysに移籍するという。eSilicon社の本体はInphi Corporationが買収することを発表している。
Synoposysの買収案件もう一つは、DINI Groupの買収。Synopsysは11月15日にDINI Groupの買収完了を発表した。
DINI GroupはFPGAベース・プロトタイピングボードの老舗で同分野の草分け的な存在。Xilinxベース、Alteraベース、両タイプのFPGAボードを提供しており、日本国内にも長年複数のユーザーを抱えていた。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.11.18 )