2019年5月の世界半導体市場は前年比14.6%減の330.6億ドル、7ヶ月連続で売上減少

2019年7月1日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2019年5月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2019年5月の世界半導体売上は、前年同月比14.6%減、前月比1.9%減の330.6億ドルという結果だった。売上が前の月の売上を上回るのは7ヶ月ぶりだが、メモリの市況を考えると今後の市場回復の見通しは依然良くない。世界半導体市場は2019年に入り1月から5月まで全て前年実績割れ。売上の減少は2018年11月以降7ヶ月連続となる。
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2019年5月の売上を地域別で見ると全ての地域で前年実績を下回ったが、4月と比較すると中国市場が5.4%増とやや回復。微増ながら北米、日本市場もプラスに転じた。
日本市場の5月の売上は前月比0.9%増、前年比13.6%減の28.9億ドルで、売上を円ベースで換算すると前年比約13.7%減の約3174億円となる。
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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.07.03 )