Wave ComputingがMIPS32 microAptiv Core 2品種のVerilogコードを無償公開
2019年5月13日、Wave Computingは、「MIPS Open program」にMIPS32 microAptiv Core 2品種を追加したことを発表した。
今回「MIPS Open program」に追加された「MIPS32 microAptiv™」コアは、MIPSコアの中で最も小型で低電力なCPUの1つで、マイクロコントローラや自動車、IoT、ホームネットワーキング機器などのエントリーレベルの組み込みアプリケーション向け。
今回下記の2品種のコアが公開され、Verilog-RTLコード、コンフィギュレーション・ツール、検証スイート、ドキュメントが無償でダウンロード可能となった。
・microAptiv MCU core
アプリケーション固有の機能とリアルタイム性能を重視して開発されたMCU向けコア
・microAptiv MPU core
キャッシュ・コントローラとMMUを含む、LinuxなどのOSを実行する組み込みシステム向けコア
microAptiv MCU coreのブロック図
microAptiv MPU coreのブロック図
公開されたRTLコードはライセンス料やロイヤリティ無しで商用利用可能。
ダウンロードにあたっては、「MIPS Open program」のメンバー登録が必要となる。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.05.24
)