ArmがNeoverseファミリーの新コア2品種を発表、高演算性能の「N1」と高スループットの「E1」
2019年2月20日、ArmはNeoverseファミリーの新コア2品種「N1」および「E1」を発表した。
発表によると「Arm Neoverse N1」コアは、7nmプロセス向けに最適化されたコアで、主要なクラウド処理においてCortex-A72の2.5倍の演算性能を実現。4コアから128コアまでスケーラブルに拡張可能でサーバー向けSoCを主なターゲットとしている。
もう一つの「Arm Neoverse E1」コアは、5G時代のネットワーク・インフラを見据えたスループット重視のコアで、Cortex-A53と比較して2.7倍以上のスループット性能、2.4倍以上のスループット効率、そして2倍以上の演算性能を実現。ベース・ステーションから高性能ルーターまでスケーラブルに高速データ転送ニーズに対応する。
Armは2021年まで毎年新しい世代のコアをリリースする計画で、世代毎に30%の性能向上を目指している。今回発表された「Neoverse」コアは既存の「Cosmos」コアよりも60%以上の性能向上を実現しているという。
画像はArm社Web上のデータ
※Arm
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.02.21
)