Samsungが車載向けプロセッサ「Exynos AUTO V9」を発表、AudiがIVIシステムに採用
2019年1月3日、Samsungは車載向けの新型プロセッサ「Exynos AUTO V9」を発表した。
「Exynos Auto V9」は、複数のディスプレイを用いた高度な車載IVIシステム用に設計されたプロセッサで、ARM Cortex-A76 x8、ARM Mali G76 x3、HiFi Audio DSP、ニューラルプロセッシングユニット(NPU)、ASIL-B対応のセーフティアイランド・コアなどで構成されており、Samsungの8nmプロセス技術を用いて製造される。Audiは同プロセッサを次世代車載インフォテインメント(IVI)システムに採用することを決めた。
「Exynos Auto V9」は最大6台のディスプレイ、12台のカメラ接続をサポート。最大動作周波数は2.1GHz、搭載されるNPUはデジタル・コンシェルジュ・サービス用の顔認識、音声認識、ジェスチャー認識などに利用される。また、「Exynos Auto V9」はLPDDR4およびLPDDR5 DRAMをサポートしている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2019.01.08
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