Habana Labsの推論用AIプロセッサー搭載PCIeカードがPCI-SIGの認証を獲得
2018年12月12日、AIプロセッサーを手掛けるHabana Labsは同社製品がPCI-SIGの認証を獲得したことを発表した。
発表によるとPCI-SIGのコンプライアンステストに合格したのは、Habana Labsの推論用AIプロセッサー「HL-1000」を搭載したPCIeカード「Goya」で、8 Giga-transfers per second (GT/s)で動作するPCI Express 3.0 x16インテグレータ・リストに追加された。
Habana Labsによると推論用AIプロセッサー「HL-1000」にはSynopsysのPCI Express 4.0向けのDesignWare IPが実装されており、PCIe 4.0インタフェースを備えたIBM製サーバーとの接続テストで「Goya」がPCIe 4.0速度(16GT/s)で動作することを確認しているとの事。
「Goya」は既に量産され顧客に提供中で、ResNet-50ベンチマークでレイテンシ1.3msec、スループット15,012 images/s、電力効率150 images/s/wを達成しているという。
Habana Labsはイスラエルと米国に拠点を置く2016年設立のベンチャーで、2013年にAppleに買収されたPrime Sense社のメンバーがファウンダーの中心となっている。同社は2019年に学習用のAIプロセッサーも市販する計画。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.12.13
)