Synopsys、マシンラーニングを使ってフォーマル検証のパフォーマンスを10倍向上
2018年8月28日、Synopsysは、フォーマル検証ツール「VC Formal」の新機能「リグレッション・モード・アクセラレータ(RMA:Regression Mode Accelerator)」を発表した。
Synopsysによると「VC Formal」の新機能RMAは最先端のマシンラーニング技術を応用したもので、そのメカニズムは明らかにされていないが、フォーマル・プロパティ検証のスピードを10倍高速化することが可能。これによりデザイン改変後の形式的証明をより短期間で収束できるほか、リグレッション・テストに必要なコンピューティング・リソースの削減、フォーマル検証の適用ケースの拡大といったメリットを享受できるという。
Regression Mode Acceleratorを搭載したVC Formal 2018.09バージョンは、2018年9月から提供開始の予定。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.08.29
)