【DAC2018】Real IntentがゲートレベルのCDC検証ツール「Verix PhyCDC」を発表

2018年6月18日、フォーマル検証技術をベースとしたEDAソリューションを手掛ける米Real Intentは、新製品「Verix PhyCDC」を発表した。

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発表によるとReal Intentの新製品「Verix PhyCDC」は、ゲートレベルのネットリストでCDC違反のデバッグを行うツールで同社のRTLサインオフ向けCDCソリューションを補完するもの。RTLでのCDCの結果を活用してCDCのパスと制約を識別し、ゲートレベルでのCDC分析を最適化。制御信号、クロック・ネットワーク、データシグナル・パスのグリッチなどの誤動作やクロック・シンクロナイザー・ロジックの誤った最適化などに対処する。

CDC検証は一般的にRTLサインオフを対象としているが、「Verix PhyCDC」のアプローチは合成の段階で生まれるCDCの問題に着目している点が特徴。「Verix PhyCDC」によるネットリストの検証はRTLの制約を再利用して簡単にセットアップする事が可能で、ランタイム削減のための並列処理機能や差分分析機能なども備えている。

Real Intentは、6月24日からサンフランシスコで開催される第55回Design Automation Cconferenceにて新製品「Verix PhyCDC」を展示する予定。

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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.06.20 )