Synopsysのツール群がEUVを用いたSamsung 7nm LPPプロセス向けに認証される
2018年6月13日、Synopsysは同社のツール群がSamsung 7nm LPPプロセス向けに認証されたことを発表した。
今回Samsungに認証されたのは、Synopsysの下記ツール群およびそれらツールで構成されるリファレンスフローで、ツール群にはSynopsysのFusionテクノロジーで「PrimeTime」とサインオフ検証で連携しているAnsysの「RedHawk」も含まれている。EUVを用いた最先端のSamsung 7nm LPPプロセスにおけるツール認証は今回のSynopsysが業界初。通常ファウンドリの先端プロセスでのツール認証はEDA各社が同時に発表するが、今回他社からの同時発表は無い。
・IC Compiler II
・Design Compiler Graphical
・IC Validator
・PrimeTime
・StarRC™
・RedHawk™ Analysis Fusion
・DFTMAX™ and TetraMAX® II
・Formality®
なお今回のツール認証はARMv8アーキテクチャベースの64ビットARM Cortex-A53プロセッサのインプリによって行われた。Synopsysは同社のキャラクタライズ・ツール「SiliconSmart®」がプロセスおよびリファレンスフローに使用されるライブラリ開発のキーであったとコメントしている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.06.15
)