【DAC2018】Brekerのテストケース自動生成ツールがAccelleraのポータブル・スティミュラス仕様に対応

2018年6月12日、SoCのテストケース自動生成ツールを手掛けるBreker Verification Systemsは、同社最新のツールスイート「Trek5」を発表した。


 「Trek5」は、SoCのテストケース自動生成ツール「TrekSoC™」および「TrekSoC-Si」、UVMのテストケース自動生成ツール「TrekUVM」、特定の検証にフォーカスした自動化ソリューション「TrekApps」で構成されており、今回Accelleraの「Portable Stimulus Specification(PSS)1.0」を完全にサポートした。これによりTrekを用いたテストシナリオのモデリングにおいて、Accellera PSS 1.0のDSL(ドメイン固有言語)とPSS C++が使用可能となった。

また 「Trek5」ではテスト合成機能がエンジンを含めて強化されたほか、自動的にPSSコードを生成するシナリオモデルをグラフとして描画できるビジュアルエディタが新たに追加された。 「Trek5」に関する詳細は、6月24日からサンフランシスコで開催される第55回Design Automation Cconferenceで展示される予定。

Breker Verification Systemsは、AccelleraのPortable Stimulus Specificationのワーキングの中心メンバーとして仕様策定に参加している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.06.13 )