CadenceとSynopsysがARMの最新コア「Cortex-A76」向けの開発キットを提供

2018年5月31日、CadenceとSynopsysの両社は、自社ツールにおけるARMの最新コア「Cortex-A76」のサポートをそれぞれ発表した。


ARMの最新ハイエンド・コアのサポート発表はEDAツートップの恒例行事となっているが、今回は両社ともに「Cortex-A76」向けの開発キットを提供するとの事。

Cadenceが提供するのは「Rapid Adoption Kits (RAK)」、Synopsysが提供するのは「QuickStart Implementation Kit (QIK)」で、いずれのキットも7nmプロセスの「Arm Cortex-A76」プロセッサをサポート。Synopsysの「QIK」は「Arm Cortex-A55」プロセッサもサポートしている。キットの中身には実装用のスクリプトやリファレンス・ガイドなどのドキュメントが含まれており、「Cortex-A76」をサポートする両社の各種ツールを用いた「Cortex-A76」ベースデザインのスムーズな実装を支援する。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.06.04 )