SynopsysのFPGAプロトタイピング環境HAPSにデスクトップ向けの新製品
2018年4月18日、Synopsysは同社のFPGAベースプロトタイピング環境「HAPS」シリーズの新製品「HAPS-80D」を発表した。
Synopsysによると新製品「HAPS-80D」は、既存HAPSシリーズの最上位製品「HAPS-80」をベースに開発されたデスクトップ向けの小型製品で、主に中規模SoCのプロトタイピングをターゲットとしている。既存の「HAPS-80」が搭載するFPGAの個数に応じて最大16億ASICゲートのデザインに対応するのに対して、「HAPS-80D」のFPGA搭載数は最大4個という事だ。
※HAPS-80Dの画像(幅, 奥行き, 高さ = 334.6mm, 373.5mm, 124mm)
「HAPS-80D」の特長として挙げられるのが、デザイン間の相互通信用のインターフェイスが予めシステムに組み込まれている点で、これによりFPGA上に実装したデザインと他のデザインとの相互通信を即座に開始できる。インタフェースとしてはGPIO、UARTsなど、多様なSoCぺリフェラルが用意されている。
既存の「HAPS-80」は、世界的にかなりのヒット製品として知られており、Synopsysによると1500以上ものシステムで活用されているという話だ。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.04.19
)