シリコンバレーのAIチップ・スタートアップSambaNovaがGoogleらから5600万ドルを調達

2018年3月15日、AIチップを手掛けるシリコンバレーのタートアップSambaNova Systemsは、資金調達Aラウンドで複数のベンチャー・キャピタルから5600万ドルを調達した事を発表した。


今回SambaNova Systemsの資金調達を主導したのは、Walden InternationalとGoogle Venturesの2社。Walden Internationalは、CadenceのCEOであるLip-Bu Tan氏が率いるベンチャー・キャピタルで、Lip-Bu Tan氏はSambaNova Systemsのチェアマンに就任する。

SambaNova Systemsは、Olacleのプロセッサー開発部門の元シニアVP Rodrigo Liang氏が2017年に設立したスタートアップで、プロセッサーの専門家でありマルチコア・プロセッサーの父と称されるスタンフォード大学のKunle Olukotun教授とデータベース理論/機械学習の専門家であるChris Ré教授の技術をベースとしている。

詳細は明らかではないが、同社のソリューションは独自の機械学習アルゴリズムとソフトウェア定義型のハードウェアを組み合わせたコンピューティング・プラットフォームで、機械学習や大規模なデータ解析アプリケーションで前例のないパフォーマンスの実現を目指すという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.03.23 )