三菱電機、小規模なFPGAにも実装できる「コンパクトなハードウェアAI」を開発

2018年2月14日、三菱電機は同社のAI技術「Maisart(マイサート)」をベースとしたハードウェアAIの開発を発表した。


発表によると今回三菱電機が開発したのは、ディープラーニング推論用のFPGAで同社のAIアルゴリズムを最適化してFPGAに実装したもの。FPGAへの実装にあたりAIアルゴリズムの計算順序を効率化することで、従来の推論の精度を維持しながら処理にかかる演算時間を10分の1に短縮した。

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※画像は三菱電機Web上のデータ

三菱電機は小規模なFPGAにAI技術を実装することで、推論処理のリアルタイム性の向上、ハードウェアコストの低減、低消費電力化といったメリットが得られ、AI技術の適用分野を拡大できるとしている。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.02.15 )