2017年Q3世界EDA売上は前年比約8%増の22億6220万ドルで好調維持
2018年1月15日、米ESD Allianceは、2017年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると2017年Q3(7-9月)の世界のEDA売上総額は、前年比約8%増の22億6220万ドル。この実績はQ3としては過去最高でQ1,Q2に続いて好調を維持した。
2017年Q3のEDA売上をカテゴリ別に見ると、全ての分野で売上が前年実績を上回った。目立って伸びたのは前Q2同様IP分野とPCB/MCM分野で、それぞれ前年比12.5%増、13.4%増だった。
2017年Q3のEDA売上を地域別に見ると全ての地域で売上前年比増を達成。中でも日本市場とアジア市場は前年比10%増を超える好結果を残した。日本市場の売上については円ベースで換算すると前年比約19.7%増で261億2076万円程度となる。
2017年Q3時点でのEDA業界の従業員数は前年比9.9%増の39044人で過去最高記録を更新した。
2017年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 7億900万ドル 6.3%Up
■IC Physical Design & Verification分野 4億5090万ドル 2.2%Up
■IP分野 8億1120万ドル 12.5%Up
■サービス分野 1億700万ドル 4.4%Up
■PCB/MCM分野 1億8400万ドル 13.4%Up
2017年Q3の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 9億7840万ドル 4.9%Up
■欧州 3億1880万ドル 7.3%Up
■日本 2億3530万ドル 10.4%Up
■アジアその他地域 7億2970万ドル 12.2%Up
※ESDA(ESD Alliance)
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.01.16
)