WSTS2017年秋季半導体市場予測-今年は初の4000億ドル突破

2017年11月28日、WSTS(世界半導体市場統計)の2017年秋季半導体市場予測が発表された。
発表によると今年の世界半導体市場は前年比20.6%増の4090億ドルに到達する見通し。この大幅な成長は2010年以来のもので、前年比60.1%増と成長したメモリの売上増が大きな原動力となっている。この半導体市場の活況は来年も継続する見通しで、現時点での2018年の世界半導体市場は4370億ドルと予測されている。
2017年の世界半導体市場を地域別で見ると、北米、欧州、日本、アジア、全ての地域で前年比2ケタ増を達成。最も成長率が高いのは北米で前年比31.9%増、日本は北米に次ぐ成長率で前年比18.9%増となっている。(ドルベース売上)
製品分野別では、センサーが前年比15.9%とメモリの次に成長率が高かった。ICではアナログ、ロジックともに前年比10%を超える成長。マイクロプロセッサは前年比4.2%増だった。
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WSTS

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2017.11.29 )