RISC-Vベース・プロセッサを手掛けるSiFiveがTSMC IP Alliance Programに加盟
2017年9月26日、オープンソースのISA「RISC-V」ベースのプロセッサIPを手掛ける米SiFiveは、同社がTSMCのIP Alliance Programに加盟した事を発表した。
SiFiveは、「RISC-V」の開発メンバーらが設立したオープンソースのISA「RISC-V」ベースの商用プロセッサを提供する業界初のファブレスIPベンダ。既に複数の顧客を持ち、昨年11月に業界初のRISC-VベースSoCを出荷している。
今回同社が加盟した「TSMC IP Alliance Program」は、TSMCのエコシステムの一部となるIPベンダ向けのプログラムで、同プログラムに加盟することでTSMCのファブで利用可能なTSMC公認IPカタログに製品を登録可能となる。
当然ながら「TSMC IP Alliance Program」への加盟にはTSMCによる審査があり、今回SiFiveが同プログラムに加盟できたという事は、TSMCによる一定の審査をパスした事を意味している。SiFiveの担当者もコメントしているが、TSMCが同社をプログラムに受け入れたという事は、同社のみならずRISC-Vアーキテクチャーそのものにとって大きな価値となるだろう。
※10/13開催のセミナーDSF2017では、国内初となるRISC-V関連の技術者講演を計7セッション実施する予定。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2017.09.28
)