2016年Q3世界EDA売上は前年比約7%増の20億9370万ドル、EDA市場は好調継続

2016年12月22日、米ESD Allianceは、2016年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると、2016年Q3(7-9月)の世界のEDA売上総額は、前年比約6.9%増、前Q2比約4%増の20億9370万ドルだった。前Q2においてQ4以外で初の20億ドル超えを達成していたが、このQ3においても20億ドルを突破しQ2売上を上回った。今年のEDA市場は昨年以上に見通しが明るい。
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2016年Q3のEDA売上をカテゴリ別に見るとPCB分野以外の全ての分野で売上が前年実績を上回った。IP分野は依然勢いが衰えず再び7億ドル超え。IC Physical Design & Verification分野も好調だった。
2016年Q3のEDA売上を地域別に見ると全ての地域で売上前年比増を達成。中でも中国を中心とするアジア市場は前年比16.6%と圧倒的な伸びを示している。日本市場はドルベースでは前年比微増となっているが、円ベースでは13%以上のマイナスとなっている。
2016年Q3時点でのEDA業界の従業員数は前年比6.2%増の35515人で過去最高記録を更新した。
2016Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 6億6670万ドル 5%Up 
■IC Physical Design & Verification分野 4億4130万ドル 8.2%Up
■IP分野 7億2090万ドル 10.4%Up
■サービス分野 1億260万ドル 3%Up
■PCB/MCM分野 1億6220万ドル 0.1%Down
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2016年Q3の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 9億3290万ドル 3.2%Up
■欧州 2億9700万ドル 2.3%Up 
■日本 2億1320万ドル 3.9%Up
■アジアその他地域 6億5060万ドル 16.6%Up
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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2016.12.25 )