Xilinxが積層DRAMとCCIXを搭載するデータセンター重視の新型16nm FPGAを発表
2016年11月9日、Xilinxは新しい16nm FPGA「Virtex® UltraScale+™」4品種を発表した。
新製品は、16nm Virtex® UltraScale+™ FPGA デバイス名 VU31P,VU33P,VU35P,VU37Pの4製品で、32Gb-64Gbの積層DRAM「HBM(High Bandwidth Memory)」を搭載。合わせてアクセラレータ向けキャッシュ・コヒーレント・インターコネクト規格「CCIX」のIP/ポートを装備している。
XilinxはHBMを搭載する事でDDR4 DIMMと比較して20倍のメモリ帯域幅を提供しながら、1 ビットあたりの消費電力を4分の1に抑えることが可能としている。また、CCIXのサポートにより、CCIX対応プロセッサとFPGAによるキャッシュ・コヒーレント・アクセラレーションを実現できる。
CCIXは複数のプロセッサ・アーキテクチャとFPGAのシームレスなデータ共有を目指して、Xilinxもメンバーに名を連ねるCCIXコンソーシアムが策定した規格でデータセンター分野での利用を主な目的としている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2016.11.15
)