CadenceがMathWorksとの協業により回路シミュレータPSpiceをMATLAB/Simulinkに統合

2016年11月4日、Cadenceは同社の回路シミュレータ「PSpice」とMathWorksの「MATLAB/Simulink」の統合を発表した。
発表によると「PSpice」と「MATLAB/Simulink」の統合はMathWorks社との協業によるもので、同統合環境を用いることで「PSpice®」を用いたアナログ・ミックスシグナルシミュレーションと「MATLAB/Simulink」の各種モデリング、解析、可視化、計測機能を合わせて利用できるようになる。
この統合環境の肝は、PSpiceとSimulinkの間で双方向なデータのやり取りが可能になった事とPSpice上でMATLAB機能を扱うことが可能になった点で、ユーザーはSimulinkが提供する機能ブロック及び検証モデルのライブラリと34000種のPSpiceモデルの双方を利用することもできる。これによりシステムデザイン全体の検証を大幅に効率化する事が可能となる。
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※画像はCadenceが公開している動画のキャプチャ画面

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2016.11.16 )