ARMがウェアラブルおよびIoTデバイス向けの新GPUコア「ARM Mali-470」をリリース

2015年10月21日、ARMはウェアラブルおよびIoTデバイス向けの新GPUコア「ARM Mali-470」のリリースを発表した。
発表によると新たなGPUコア「ARM Mali-470」は、既存の小型GPU「Mali-400」よりも10%少面積で消費電力は半分、エネルギー効率は2倍、OpenGL ES 2.0に準拠しており、「Mali-400」同様コアは1コアから4コアまで拡張可能となっている。
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ARMによると「Mali-400」を用いたSoCの出荷数は既に10億以上に達しており、「Mali-470」は「Mali-400」の市場を更に拡張する新たな超低消費電力コアとして、スマート・ウォッチやヘルスケア・モニタ、家電、ホーム・ゲートウェイ、産業用の制御パネルなどの用途に向けて投入される。「Mali-470」の搭載製品は2016年後半に市場に登場する予定。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2015.10.21 )