MentorがAlteraらと「HyperLynx Alliance」を立ち上げ-クラウドで高速PCB設計を評価
2015年1月28日、Mentor Graphicsは、パートナー企業数社と共に「HyperLynx Alliance」を立ち上げた事を発表した。
Mentorによると「HyperLynx Alliance」は、PCB伝送路シミュレータ「HyperLynx」をベースとした高速PCB設計向けのソリューションをグラウド環境上で提供する。Altera、PMC-Sierra、Samtec、eASICが立ち上げメンバーとして名を連ねている。
「HyperLynx Alliance」が提供するのは「仮想ラボ」と呼ぶ無償の評価環境で、Mentorの「HyperLynx」、パートナー企業のIBIS-AMIモデル、Sパラメータモデル、リファレンスデザイン、テストケース、利用ガイドなどで構成されている。
「仮想ラボ」は、高速プリント基板のSerDes設計およびDDR設計の課題解決をターゲットとしており、設計者は「仮想ラボ」を利用する事で推奨検証メソドロジとチャネル設計見本を使ってデバイスパラメータの評価とトレードオフを実行する事が可能。仮想ラボでの成果物は、実設計と実装段階において再利用できるという。
現在Altera向けの「仮想ラボ」が無償提供されており、続いてPMC-Sierra、Samtec、eASIC向けの仮想ラボがリリースされる予定。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2015.01.29
)