Synopsysのデバッグ環境「Verdi」で使えるカスタム・アプリが100種以上に
2014年12月16日、Synopsysは、同社のデバッグ環境「Verdi」で使用できるデバッグ/解析アプリケーション・ソフトウェアが100種を超えたことを発表した。
「Verdi」用のデバッグ/解析アプリは、2011年に旧SpringSoft社が「Verdi」のデータベースとGUIのインタフェースを公開した事によって生まれたカスタム・アプリで、VerdiのユーザーやサードパーティーEDAベンダによって開発されている。これらアプリはSynopsysによるSpringSoft買収後も継続して公開・提供されており、現在ではWebサイト「VC Apps Exchange」とソフトウェア・パッケージ「Verdi VC Apps ToolBox」を通じて入手できる。
※画像は「VC Apps Exchange」のスクリーンショット
Verdi用のカスタム・アプリ「VC Apps」は、ユーザーの細かな検証ニーズを補完するために開発されたものと、「Verdi」とサードパーティーEDAツールのインテグレーションを実現するために開発されたものと大きく2種類あり、公開・提供されているものは「Verdi」ユーザーであれば自由に利用できる。
発表に寄せられたコメントによると、ルネサスシステムデザインでは、階層間の結線チェックの効率化、故障シミュレーションの解析、ドキュメンテーションの自動化などに「VC Apps」を利用しているという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.12.26
)