Alteraの20nm FPGA「Arria 10」が業界最高のDDR4データ・レート2666Mbpsを達成
2014年12月22日、Alteraは、同社の20nm FPGA「Arria 10」のDDR4 SRAMメモリ・インタフェースが業界最高のデータ・レート2666Mbpsで動作する事を実証したと発表した。
Alteraの20nm FPGA「Arria 10」は、カタログ・スペックとして業界最高性能の2666Mbps DDR4 SRAMメモリ・インタフェースのサポートをうたっているが、今回それを実シリコンによるデモで実証したとの事。この性能は同社の前世代のミッドレンジFPGAと比較して43%、競合他社の20nm FPGAより10%優れているという。
この「Arria 10」のDDR4 SRAMメモリ・インタフェースは、FPGA内でメモリ・コントローラと共にハードウェア化されており、ソフトウェア実装よりも高性能、広帯域幅、低消費電力を実現。DDR4メモリを搭載するシステムの開発が格段に容易となる。
またこの他にも「Arria 10」にはハード化されたフローティング・ポイントDSPブロックが備えられており、ユーザーは業界最高水準の1.5TFLOPSのDSP性能を利用することができる。
同社の専用設計環境「Quartus II」の最新バージョンv14.1は、これらパフォーマンスを備えた「Arria 10 FPGAおよびSoC」を既にサポートしている。
※画像はAltera社Webサイト上のデータ
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.12.24
)