Mentor売上報告、14年5-7月は前年比2.7%増の2億6023万ドル

2014年8月21日、Mentor Graphicsは、2015会計年度第2四半期(14年5-7月)の売上を報告した。


発表によると、Mentorの2015会計年度Q2の売上は、前年比約2.7%増、前Q1比約2%増の2億6023万ドル、営業利益は1691万ドルで前年比37%減だった。この実績はQ1実績報告時の予測を上回るものとなる。(※GAAP基準による会計結果)

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Mentorの今期Q2の売上を地域別で見ると、北米、欧州の売上比率が減った分、アジア・パシフィック地域の売上が増え売上全体に占める割合が25%となった。

MentorはこのQ2(5-7月)の間にに3Dフルウェーブ電磁界シミュレーションの米Nimbic社と車載エレクトロニクス設計ソリューションの独XS Embedded社を買収。(関連ニュース1関連ニュース2

新製品としては以下の通り多方面に渡る製品を新たにリリースした。

・フォーマル検証用のプロパティ自動生成ツール「Questa PropGen」
・PCB設計ツール「Xpedition Path Finder」、「Xpedition Data Management」
・メモリ製品の検証向けエミュレーション・ソリューション
・ヘテロジニアス・マルチ・コアSoCに対応する組込みソフト開発ソリューション、

Mentorは次期2015会計年度Q3(14年8-10月)の売上を今四半期売上を上回る2億7500万ドル程度と予測している。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.08.22 )