CMエンジニアリングが仕様からのアサーション自動生成ツール「SpecInsight-ACE」を発売
2014年7月11日、設計および検証サービスならびに自社開発のIPとEDAツールを手掛ける国内のベンチャーCMエンジニアリングは、最新の自社製品として機能検証向けのEDAツール「SpecInsight-ACE」の販売を発表した。
「SpecInsight-ACE」は、CMエンジニアリングが昨年の秋にリリースした自社製品「SpecInsight」の新ファミリとなるアサーション自動生成ツールで、デザインの仕様書情報からアサーションを自動生成しSystemVerilogコードとして出力することが可能。
アサーションの生成はタイミング・チャートから生成する形となっており、「SpecInsight-ACE」にはGUI上で波形ベースでアサーションを描くことができる「タイミングチャートエディタ」が用意されている。同エディタはアサーション生成を容易化するために備えられるものだが、タイミング・チャートをGUIベース(波形ベース)で直感的に作成できるという意味で仕様書の整備や改善にも役立つという。
※画像はCMエンジニアリング提供のデータ
尚、CMエンジニアリングは今年の秋にもう一つの「SpecInsight」ファミリ製品として、デザインの仕様書情報からテストベンチを自動生成する新製品のリリースを予定しているとの事。既存の「SpecInsight」と合わせてRTL設計およびRTL検証に利用できるポイント・ツールを更に拡充していく計画だ。
「SpecInsight-ACE」は既に出荷中で価格は39.8万円から、出力するアサーション・コードはCadence,Mentor,Synopsysの各シミュレータで利用可能。
※CMエンジニアリング株式会社
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.07.14
)