MentorがX値検証機能を機能検証プラットフォーム「Questa」に追加
2014年4月2日、Mentor Graphicsは、機能検証プラットフォーム「Questa」に新たにX値検証機能を搭載した事を発表した。
発表によると「Questa」で実現されるX値(不定値)検証機能は、シミュレーション機能とフォーマル解析機能の連携によって実現されるもので、X値伝搬の解析と不定のように見えてしまう信号の特定が可能。X値伝搬の解析機能は市販のフォーマル検証ツール等で様々な形でサポートされているが、悲観的なX値を排除できる機能も備えているのが「Questa」の特徴。この機能によりゲートレベル・シミュレーションで大きな問題となる悲観的なX値に起因するシミュレーションのFAILを防ぎ、無駄なデバッグ作業や過剰設計を減らすことができるという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.04.03
)