Mentorがスウェーデン企業の資産を買収して自動車向けAUTOSARソリューションを強化

2014年2月3日、Mentor Graphicsは、スウェーデンのMecel AB社からECUソフトの開発ツールを買収した事を発表した。


発表によると、MentorはMecel AB社からAUTOSAR対応のECUソフトの開発スイート「Mecel Picea」を含むAUTOSAR関連資産を買収した。同社は2005年からAUTOSARのワーキングに参加している企業で、AUTOSAR関連の各種開発サービスなども提供していた。また同社はUTOSARソリューションの他に、ECUのソフトウェア・コンポーネント、自動車向けのBluetoothプラットフォーム、自動車向けのHMI (Human Machine Interfaces)開発プラットフォームなど様々な自動車向けのソリューションを展開している。

Mentorは以前から取り扱っていたワイヤ・ハーネス設計ツールをベースに、自動車向けソリューションへの投資を続けており、電装システム設計、車載電子システム設計へとそのソリューションを拡大させている。今回買収した「Mecel Picea」を含むAUTOSAR関連資産は、2005年に買収した「Volcano」の提供するAUTOSARソリューションを補完するものであるという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.02.12 )