半導体チップに触れる経験を、もっと多くの人へ。NDAフリーPDKのMPWシャトル。
< OpenSUSIよりMPWシャトルサービスのお知らせ >
半導体設計、最大の壁は「外に出せない」こと
半導体の設計を学びたい--そう考えたとき、多くの人が同じ壁にぶつかってきました。それは、商用のPDK(プロセスデザインキット)の多くがNDA(秘密保持契約)の対象となっており、設計したものを自由に公開したり、教材として共有したり、職場外のコミュニティで紹介したりできないという制約です。
「実際に動作する半導体チップを作る」体験は、何よりの学びになります。けれど、その成果を外部に発信出なければ、教育や研修の現場の活性化を図ることはできません。これが、半導体人材の裾野がなかなか広がらない理由の一つでした。
OpenSUSI-MPWは、この「壁」を取り払うことを目指しています。東海理化のTR-1μmプロセスをベースにしたNDA不要のオープンPDKを採用した、MPW(マルチプロジェクトウェハ)シャトルサービスです。設計データを公開でき、教材化でき、組織の内外で自由に共有できる--この「開かれている」という一点が、教育・研修・社内共有での活用を大きく広げます。
アカデミックだけのものではありません
この「オープンであること」の価値は、企業の人材育成や教育の現
- 半導体エンジニアのリスキリング:座学ではなく、実際にレイアウトを引き、テープアウトまで行います。さらに、パッケージされた現物の半導体チップを手にするところまでを体験できます。
- 異業種・新規参入からの設計実習:これから半導体に取り組む企業が、社内人材に「まず一度、最後まで半導体チップを作らせる」ための実践の場として活用できます。
- 新人研修・社内勉強会の教材化:NDAに縛られないため、設計例も成果物も、社内資料・公開資料へ自由に展開できます。研修コンテンツとして繰り返し使えるのが大きな利点です。
複数の参加者が一つのシャトル枠を分け合うMPWの仕組みにより、一人ひとりが「自分の設計が形になった現物」を手にできます。実際に動作する半導体チップを手のひらに乗せたときの実感は、どんな教科書にも代えがたい学びになるはずです。
もちろん、大学・高専・研究機関での教育や研究にも幅広く活用いただけます。アカデミアと産業、その両方の人材育成を同じプラットフォームで支えられること--それがOpenSUSI-MPWの目指す姿です。
募集について
OpenSUSI-MPWは現在、参加者を募集しています。プロセスの詳細、スケジュール、お申し込み方法は公式サイトをご覧ください。
公式サイト:https://www.opensusi.org/mpw-service
協賛のお願い --「半導体チップに、貴社の名を刻む」
貴社ロゴを、半導体チップへ。
半導体人材を育てる取り組みは、一社・一機関だけで完結するものではありません。OpenSUSI-MPWでは、この活動の趣旨にご賛同いただける協賛企業の皆さまを募っています。
そして、私たちがご用意する協賛の証は、少しだけ特別です
ご協賛いただいた各社の企業ロゴを、実際に製造される半導体チップ上に、GDSデータとして配置いたします。貴社のロゴは、ウェブサイトのバナーではなく、参加者が手にする現物の半導体チップに刻まれ、顕微鏡の下で燦然と輝きます。
半導体人材育成を支えた証として、半導体チップ上に残る貴社ロゴは、特別な意味を持つはずです。
「日本の半導体設計の入り口を、もっと開かれたものにしたい」。その想いに共感いただける企業の皆さまからのご連絡を、心よりお待ちしています。お気軽に問い合わせください。
ご協賛・お問い合わせ: secretary@opensusi.org




