Cadence、28nmアナログIPの新製品とDSP IPコアのオーディオ規格サポート拡張を発表
2013年10月11日、Cadenceは同社のIP製品に関する3件の発表を行った。
今回Cadenceが発表したのは、シリコン実証済の28nmアナログIPファミリのリリースと、オーディオ向けに実績が豊富なTensilica DSP IPコアの新たなエンコード/デコード技術のサポート2件。
まず新たなアナログIPとして発表したのが、下記4種類のADコンバータおよびDAコンバータで構成されるデータ・コンバータIPファミリで、WiGig (802.11ad)、LTE、LTE-Advanced、などの新しい高速通信プロトコルを利用する設計者のニーズに応えるもの。同IPは先端プロセスでのデジタル/アナログ回路の統合を容易にするだけでなく、システムのパフォーマンス向上、品質向上、コスト削減にも役立つという。
もう一方のTensilica DSP IPコアについては、既存のHiFi オーディオ・ボイスDSPにおいて、サラウンドエンコード/デコード技術「DTS Neural Surround」およびドルビーデジタルプラス向けのデコード技術「ドルビーDS1」がサポートされた。いずれもDSPユーザーに提供されるオーディオ・ボイス用のソフトウェア・パッケージでのサポートで、DSP IPとしてこれら規格をサポートするのは業界初だという。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.10.17
)