スイスのファブレス・ベンダAbilis SystemsがSynopsysのIP採用でセキュア・メディア・プロセッサを一発でシリコン完動

2013年12月10日、Synopsysは、スイスのファブレス半導体ベンダAbilis Systems社による、SynopsysのIPを中心としたセキュア・メディア・プロセッサ開発の成功事例を発表した。


発表によるとAbilis Systemsは、同社のIP再配信用の8チャンネル対応放送向けセキュア・メディア・プロセッサ TB100の開発において、Synopsysの下記のIP、ツール、ならびにサービスを導入してシリコン一発完動を達成。開発期間を3ヶ月削減することに成功した。

・DesignWare ARCプロセッサIP
・DesignWare インターフェイスIP
・DesignWare Embedded Memoryのメモリー・テスト&リペア機能
・チップ・インプリメンテーション環境 Lynx Design System
・Synopsys プロフェッショナル・サービス

尚、Abilis Systemsは、豊富な実チップ実績を重視しSynopsys製IPの採用を決定。わずか6週間という短期間で65nmプロセス向けの完全な設計フローの有効性を確認したという。


= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.12.16 )