Synopsys、テスト圧縮機能3倍に高めたスキャン合成ツール「DFTMAX Ultra」を発表
2013年9月9日、Synopsysはスキャン圧縮合成ツール「DFTMAX」の上位製品となる新製品「「DFTMAX Ultra」を発表した。
発表によると「DFTMAX Ultra」は、新しい合成ベースのテスト技術により、テスト圧縮機能が従来製品比3倍に高められたほか、生成するテスト回路の構造が改められ、少ないピン数でテスター実測と同じ高速なテストが可能となった。これにより、テストにかかるコストと時間を3分の1程度に減らすことができ、複数ダイの並列テストも可能になるという。
「DFTMAX Ultra」は、Synopsysの論理合成ツール「Design Compiler」の中に組み込まれており、同社のインプリメント環境「Galaxy デザイン・プラットフォーム」の中でシームレスに運用するが可能。またATPGツール「TetraMAX ATPG」と連携する事で更なるテスト品質の向上が可能で、同時に発表された新製品「DesignWare STAR Hierarchical System」と連動してSoCの階層的テストをも実現できる。
※画像はSynopsys提供のデータ
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.09.17
)