【DAC50】各社のバーチャル・プラットフォーム最新状況(1)Carbon Design System

6月2日-6日テキサス州オースティンで開催された第50回Design Automation Conferenceの展示会レポート。

ESLツールを提供するCarbonはスイートでの展示のみ。たまたまARMブースを通りかかった際に人だかりが出来ていたので、どこのプレゼンかと覗いてみるとCarbonのプレゼンだった。

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プレゼンでは、Carbonの「Paformance Analisis Kit」とバーチャル・プラットフォーム用モデル・ポータル「IP-Exchange」について詳しく紹介。Carbonは既にARMの64ビット・ハイエンド・コアCortex-A57の「Paformance Analisis Kit」を用意しているとの事だった。

Carbonは、DAC50開催前にARM Cortex-A57,A53,ARMのシステムIP CoreLink CCN-504のESLモデルのサポートをアナウンスしており、DAC50後の6月12日には、高速モデルと高精度モデルを切り替えるバーチャル・プラットフォームのシミュレーション技術「Swap&Play」の拡張をアナウンスした。これまで制限のあった「Swap&Play」技術が、Arterisのインターコネクト・モデルやCadenceのメモリ・モデルなど各種ファブリック・モデルに対しても利用可能なったという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.06.19 )