Xilinx売上報告、13年1-3月は前年比5%減、前四半期比4%増の5億3220万ドル
2013年4月24日、Xilinxは2013会計年度第4四半期(2013年1-3月)の売上を報告した。
Xilinxの2013年Q4(13年1-3月)の売上は、前年同時期比5%減、前期Q3比4%増の5億3220万ドル。営業利益は前年比とほぼ同一、前期Q3比22%増の1億4720万ドルという結果だった。
Xilinxの2013会計年度(12年4月-13年3月)の売上合計は、21億7000万ドルで前年比3%減、純利益は前年比8%減の4億8750万ドルであった。結果として売上は前年度を下回ったが、粗利益率は、前年度の65%から1ポイント上昇し66%となった。
Xilinxは2011会計年度に売上23億7000万ドルを叩きだし過去最高を更新して以来、これで2年連続の売上減少。四半期ごとの売上を見ても調子が振るわず、ここのところ7四半期連続で売上前年割れとなっている。
Q4売上を地域別でみると、前年増となったのはアジアのみで、北米、欧州、日本と軒並み前年割れで各市場で7-10%売上を落とした。
Q4売上を分野別でみると、メインのコミュニケーションおよびデータ・センター分野、産業および宇宙航空/防衛分野が揃って前年割れ、放送、民生機器/車載分野だけが前年比3%増の伸びを示した。
製品別売上では、Virtex-7, Kintex-7, Zynq-7000, Virtex-6, Spartan-6で構成される新製品カテゴリの売上が好調で前Q3に対して12%増を記録、売上全体に占める割合を27%にまで伸ばした。
Xilinxは次期2014年Q1(13年4-6月)の売上を今期の1-5%増と予測している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.04.30
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