12年11月世界半導体売上は前年比/前月比ともに2%増、前年割れ記録を止める

2013年1月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2012年11月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。


SIAの報告によると、2012年11月の世界半導体売上は前年同月比、前月比ともに2%増の257.3億ドルだった。この金額は2012年の統計で最も高いもので、17ヶ月連続していた売上前年割れ記録をようやく止めた。

今年1月からの売上累計は、2652億ドルで昨年同時期の累計額と比較すると約4.3%減となっており、12月の売上で更に前年との差を縮めると予測されているが、最終的に2012年の世界半導体売上は前年比3.2%減の2899億ドルと予測されている。(WSTSによる予測)
※WSTS:World Semiconductor Trade Statistics

2012年11月の売上を地域別でみると、北米が9月、10月に続いて力強い回復を見せ前年比9.7%増、アジアもこれに続いた。しかし日本市場の売上は欧州市場と共に依然前年割れの状態となっており、北米・アジアの好調を日本・欧州が足を引っ張る格好となっている。

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= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2013.01.04 )