ルネサス マイクロシステムがCadenceの論理合成ツール「RTL Compiler」を採用

2012年11月27日、Cadenceは、同社の論理合成ツール「RTL Compiler」をルネサス マイクロシステム株式会社が採用した事を発表した。


発表によるとルネサス マイクロシステムは、Cadenceの論理合成ツール「Encounter RTL Compiler」を活用することで、チップ実装率の15%改善、チップ面積の8.4%削減といった効果を実プロジェクトで実現。設計期間の短縮とコスト削減を達成したととの事。

その理由として、設計の早期段階でネットリストの構造解析環境を提供するという「Encounter RTL Compiler」の独特な機能が挙げられており、この機能により、配置・配線前に前に設計上問題となる回路構造の検出や回路修正提案が可能に。複数回の配置・配線が不要となり、設計品質の向上とTAT短縮に繋がったという。

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2012.11.27 )